代表挨拶

Top Message

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コンサルティングエンジニアによる、変革と価値創出への挑戦

日本コムシンク株式会社は、IT技術の提供を超え、お客様の経営課題に深く寄り添うDXパートナーとして進化を続けています。 私たちの使命は、デジタル技術を用いて企業の競争力と永続性を高めること。単なるシステム構築ではなく、企業の風土や組織そのものを変革する本質的なDXを、大手企業だけでなく中小企業にまで届け、日本経済の底上げと付加価値創出に寄与します。
私たちが掲げる理想像の一つが、「コンサルティングエンジニア」という存在です。これは、開発スキルにとどまらず、課題発見力・分析力・提案力といったコンサルタントの視点も兼ね備えた、エンジニアリングとビジネスの両軸で活躍できるプロフェッショナル。こうした人材を育成し、実践の場をつくることで、お客様に確かな価値を届けています。

代表取締役会長 兼 社長
山里 真元

経営者として、エンジニアとして

私は大学卒業後、大手SIer(現:NTTデータフィナンシャルテクノロジー)に入社し、日本銀行をはじめとする金融系の大規模重要システムの開発に携わりってきました。その後、ITコンサルティング会社を起業し、技術とビジネスの両面から大小多様な企業の課題解決に取り組んできました。
2018年、当社に常務取締役として参画。2020年11月に代表取締役社長に就任しました。
私自身もエンジニア出身だからこそ、技術者がプロフェッショナルとして自立し、お客様に価値を届けられる組織づくりにこだわっています。その実現に向けて、経営者として会社全体の構造改革にも本気で取り組む覚悟を固めました。

変革の実績「Vision40」

就任直後の2020年、私は設立40周年となる2025年の達成を目標に据えた経営ビジョン「V40(Vision40)」を掲げました。
・社員平均年収を40%アップ
・従業員数を400名体制へ
・売上の40%をDX関連事業に
・4億円規模の一括受託案件を受注可能な組織力の構築
・社員平均年齢40歳未満のフレッシュで挑戦的な組織へ
この「Vision40」に基づき、売上構造の改革、社内制度の刷新、積極的な事業投資、人材戦略の見直しといった抜本的な改革に着手しました。
その結果、かつてIT業界の構造的な課題の中で下流工程を担う立場にあった当社は、大きな転換を遂げました。
現在では下請け構造を脱却し約70%がプライム案件となり、大手SIerとの協業では日本銀行をはじめとする官公庁等の大規模案件も手がけています。事業構造そのものの転換を実現し、企業として新たなフェーズへの進化を加速させています。

「先端型IT人材」への進化

現在の日本では、仕様通りにシステムを構築する「従来型IT人材」が大半を占めています。しかし、これからの時代に求められるのは、自ら課題を見つけ、技術で解決する「先端型IT人材」です。
私が「コンサルティングエンジニア」を重視しているのは、IT業界における先端型人材の需給ギャップという構造的課題を解消するためでもあります。
たとえば、お客様から業務効率化のご相談をいただいた際、単に既存業務をデジタル化するのではありません。業務プロセス自体の見直しを提案し、組織全体の生産性向上を実現する。経営層の視点でビジネス課題を捉え、技術で具体的な解決策を実装する。これが私たちの考える本質的なDXです。
常に求められる人材へ。先端型IT人材への進化こそ、当社が一貫して掲げるエンジニアの未来です。
そのために当社では、エンジニアスキル・マネジメントスキル・ビジネススキル領域において、目指すキャリアに応じて必要な力を選択的に伸ばせる教育体制を整え、エンジニア一人ひとりが主体的にキャリアを描ける環境を用意しています。

次のステージへ。自社プロダクト開発と「R100構想」

これまでは主に顧客支援開発に注力してきましたが、今後は自社でも社会的意義のあるプロダクトを創出する、”事業オーナー”としての挑戦を加速させていきます。
これまでの開発で培った技術力とビジネス理解を基盤に、私たち自身が社会課題を起点にプロダクトを生み出し、提供する「真のものづくり集団」としての進化を目指します。業界の階層構造に依存せず、技術とビジネスを融合しながら、必要とされる価値を自ら生み出せる存在であり続けたいと考えています。
そして今、私たちは「Road To 100構想」の実現に向けた挑戦を進めています。2030年に売上100億円、IPO(株式上場)を達成し、より大きな社会的インパクトを生み出せる企業へと成長します。

お客様と共に、社会を変える

日本コムシンクは、一言で表すならEngineer Kingdom。エンジニアによるエンジニアのためのエンジニアリングの会社です。しかし同時に、お客様のビジネスパートナーとして価値ある存在でありたいと考えています。
技術の可能性を深く理解し、お客様の経営課題に真摯に向き合うことで、技術とビジネスの両面から“社会に必要とされる価値”を創出し続けます。
自らの力で、社会を変えていく。
その意志を持って、お客様と共に次のステージへ歩んでまいります。