大規模システム開発

Large-scale system development

日本コムシンクの大規模システム開発は、業務効率化や生産性向上を通じて、企業活動の質を高め、成長に集中できる体制づくりを支援します。
業務プロセスの見直しから、最適なシステム設計・開発、運用支援までを一貫して担い、経営効果の高いIT投資を実現できるよう支援しています。
基幹系システムを中心とした大規模開発において、複数部門にまたがる複雑な業務要件や、変化する組織環境にも対応しています。
導入企業の業務効率化が、取引先やグループ会社にも波及し、結果的に業界全体の生産性向上につながる──そうした広がりを生む仕組みづくりも、私たちが目指す方向のひとつです。
こうした“業務全体を見通す視点”と“確かな開発実行力”の両立により、企業の持続的な成長と変革を支えています。

Large-scale system development

大規模システム開発

上流工程への注力で、コストと機能を最適化する提案を実現

当社の大規模システム開発は、単なる実装にとどまらず、要件定義の初期段階から深く関与し、課題整理と最適なシステム構成の提案を行うスタイルが特長です。 とくに基幹システムのリプレイスといった大規模プロジェクトにおいては、「従来通り」を前提とせず、業務全体を俯瞰したうえで、本質的な課題を明らかにします。 例えば、300以上の機能を備えた既存システムのリプレイスでは、現場との継続的なディスカッションを通じて、重複する過剰な要素を整理し、最終的には1/3の機能数にまで集約し、数億円規模の投資負担を数千万円単位にまで抑えることに成功しました。 それでもシステムの品質や業務への適合性は維持され、顧客からはコスト・機能の両面で高い評価を得ています。 「今までこのやり方だったから」といった現場の慣習にも正面から向き合いながら、将来を見据えた構成を共に描いていく──業務とITの両面に通じたプロフェッショナルとして、課題の本質を見極め、最適解を導き出す姿勢が、当社の大きな強みです。

Features

01

大規模プロジェクトを支える、専門性と対応力に富んだチーム体制

フルスクラッチによる基幹システムのリプレイスや、年単位で進行する大規模開発においては、確かな体制構築と着実なプロジェクト運営が成果を左右します。
当社では、受託開発を専任とするエンジニアチームを中心に、各工程に精通したプロフェッショナルが連携し、開発から運用保守まで一貫して対応できる体制を整えています。
大規模案件では、60~70名規模のチームを構築し、自社エンジニアを基軸に、信頼関係を築いた協力会社のSEと共に、当社主導の体制でプロジェクトを遂行。大手SIerとの協業や、特定分野に強みを持つパートナーとの連携により、領域を問わず"隙のない"チーム編成が可能です。
業務要件に対する理解力と提案力を兼ね備えた人材が揃っているからこそ、複雑で多岐にわたる開発ニーズにも応えられる──。そのチーム力が、当社の大規模システム開発を支える礎となっています。

Features

02

徹底的に顧客と向き合い、納得と成果を両立する開発姿勢

当社の開発スタンスの根底には、「顧客のために」という揺るぎない姿勢があります。どんな要望にも真摯に耳を傾け、現場の声を汲み取りながら、業務全体を俯瞰した最適な形を共に模索します。
特に要件定義フェーズでは、業務部門との徹底的なディスカッションが数ヶ月にわたることも多く、業務フローの見直しやボトルネックの抽出、機能の優先順位付けなどを整理していきます。システムのプロフェッショナルとして、必要に応じて率直な意見も伝えながら、顧客の未来にとって最も合理的な選択肢を提案します。
また、こうした初期検討の段階から「提案依頼書(RFP)」の作成支援も行っており、ベンダー選定の的確化や投資効率の向上にもつながることで、開発の無駄を防ぎ、システム投資全体の最適化に貢献します。
こうした取り組みの積み重ねが、完成したシステムの品質と効果に直結し、機能面・運用面の両面で高い満足度を実現しています。

Support menu

支援メニュー・サービスメニュー

RFP作成支援

要件の明確化から始まる、無駄のない開発と適正な投資の実現
システム導入に際しては、要件の整理やベンダー選定に多くの工数と判断が求められます。とくに提案依頼書(RFP)の作成は、プロジェクトの成否を左右する重要なステップです。
当社では、開発初期段階からプロジェクトに参画し、現場業務や課題の整理をサポートしたうえで、RFPの作成を支援。開発ベンダーに対して、必要な要件を的確に伝えることで、認識違いや仕様のブレを防ぎます。
この支援により、各ベンダーからの提案を適正に比較・評価できるようになり、投資対効果を踏まえた納得感のある選定が可能になります。非効率な投資を回避し、スムーズな進行と的確な判断につながる環境を整えます。

システム開発全般

多様な契約形態に対応し、上流から運用まで一気通貫で支援
当社では、企画・要件定義から設計・開発、運用保守まで、システム開発の全フェーズをカバーする包括的な支援を提供しています。
パッケージ導入では対応しきれない固有の業務要件に対しては、フルスクラッチによる開発にも多数の実績があり、業務に最適化されたシステムをゼロから構築可能です。
大規模な受託開発においては、自社エンジニアを中心に協力会社との連携によるプロジェクト体制を構築。要件が固まりきっていない段階からの相談にも応じ、ヒアリングと提案を通じて一貫した開発支援を実現します。
一括請負・ラボ型開発・準委任型支援など、プロジェクトの状況やニーズに応じた契約形態で対応しています。(詳細は「お取引の流れ」をご参照ください)

Case

事例

大手生命保険会社

長期支援による継続的な業務改善とシステム最適化

課題背景
業務の中核を担う基幹システムの老朽化にともない、大規模なリプレイスが必要とされていました。一方で、従来の業務プロセスで培われた知見や運用ノウハウを尊重しつつ、将来を見据えた最適な業務設計とシステム構成が求められていました。<br>支援内容<br>当社は初期開発から受託を担当し、その後も基本保守契約のもとで長期にわたり運用を支援。現場からの要望や課題に応じて、追加開発や機能改修を通じて対応を続けています。 例えば、保険契約に関わる画面表示や操作手順の見直しでは、手続き全体の流れを整理・最適化することで、業務の処理負担を軽減。日々の対応がよりスムーズかつ効率的に行えるようになりました。 長く携わる中で業務理解を深め、現場の課題に自発的に向き合う姿勢が、チーム全体に根づいていきました。こうした意識が、より本質的な業務改善の提案へとつながり、顧客満足度の向上にも寄与しています。

flow

お取引の流れ

ヒアリング・現状把握

ご相談前に、機密保持契約(NDA)を締結いたします。
その上で、業務部門を含む関係者との対話を通じて、現行システムや業務フロー、課題の全体像を把握します。
・業務課題・将来的な構想のヒアリング
・システム構成や運用状況の確認
・属人化・老朽化といったリスクの可視化

要件整理・ご提案

ヒアリングをもとに、業務全体の流れや課題を整理し、最適なシステム構成・開発方針をご提案いたします。
・提案依頼書(RFP)作成の支援も可能
・機能優先度・コストバランスを踏まえた現実的な設計
・スケジュール・進行体制まで含めた提案とすり合わせ

契約・体制構築

ご提案内容にご納得いただけましたら、契約を締結し、プロジェクト体制を構築します。
プロジェクトの特性や段階に応じて、以下の契約形態に対応しています。
・一括請負:要件を明確化したうえで、スケジュール・コストを明示し、全工程を当社が責任を持って遂行
・ラボ型開発:業務の優先順位が流動的な場合などに、一定の工数枠を契約し、内容を調整しながら進行
・準委任型支援:特定のスキルを持つ人材を一定期間アサインし、プロジェクトに組み込んで活用

設計・開発・テスト

各工程の専門人材が連携し、品質とスピードの両立を図ります。
・要件確定後の基本設計~詳細設計、実装、テストの実施
・パートナー企業との連携によるチーム体制の構築
・仕様変更や要望への対応

本番稼働・運用・継続支援

本番稼働後も、基本保守契約のもとで運用を継続支援。業務の変化や新たな課題に対しても迅速に対応します。
・運用フェーズでの問い合わせ対応・障害対応
・現場からの要望に応じた機能改修・改善提案
・長期的なパートナーシップのもとでの業務最適化支援

お客様の課題解決に最適な
支援プランをご提案いたします

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